■鮫ヶ尾城(新井市)

標高187米の城山の頂上に位置する山城である。
築城時期は明らかではないが、ここは春日山城、国府を護るための重要な要害として築かれたようである。
お館の乱の時に敗走してきた景虎が最後に立てこもり、城主堀江宗親の離反により自刃した悲劇の城としてつとに知られる。

近年刊行された「上杉三郎景虎」や「炎のミラージュ」などの本の影響か女性の姿も多数見受けられる。
麓の斐太神社よりさらに登っていくと古代の環濠集落などが密集している史跡公園があるが、その奥に管理棟があり休憩することができる。
案内の係員が常駐しており、展示のパネルを見ながら丁寧な説明を聞くことも出来る。また各種土産物も多数ある。
ここから頂上の本丸跡まで約20分程度でたどり着ける。周囲には空掘、井戸、土塁などの遺構がよく残っている。

交通:JR新井駅からバス斐太線斐太北小下車、管理棟まで10分、管理棟から頂上まで20分

周辺地図:以下を参照のこと(バナーをクリック)

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鮫ヶ尾城遠景 鮫ヶ尾城本丸跡 米倉跡
米倉跡から本丸跡を望む 井戸 麓に抜ける大手道