■与板城(与板町)

上杉景勝の家老として名高い直江山城守兼続の居城。
兼続はそれまでの本与板城の南方の標高104米の山上に新たに城を築いてそちらに移ったがここがそうである。
城跡は整備が行き届いており、登りやすい。日蓮宗の寺院の脇にある神社の階段を上り詰めると脇に細い道があるのが分かるが、これが大手道である。道の途中にはおせんの清水といわれる湧き水が今もこんこんと湧き出ている。
程なくして本丸に着くと稲荷神社が立っており、横に兼続の自筆書状を刻んだ石碑がある。兼続が米澤に転封になる際に記念に植えた城の一本杉も健在で与板の400年の移り変わりをじっと見守っているかのようだ。
ここから南方の空掘を越えると三の丸、千人溜と言われる平地にたどり着く。その名にふさわしく広い。ここはのろし場でもあったという。

交通:長岡から与板町歴史民俗資料館まで自転車で約1時間30分、与板城はそこから約10分

周辺地図:以下を参照のこと(バナーをクリック)

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与板町歴史民俗資料館 直江兼続公像 与板城大手門
与板城遠景 与板城入口 与板城本丸
城の一本杉 本丸から見下ろす 千人溜(せんにんだまり)
おせん清水 直江兼続公像