◆「前日の宴」の巻
チェックインを済ませ、自分の部屋に行く。しかし城攻めで汗をかいており気持ちが悪かったので、タオルを濡らして体を拭きこたつ殿の部屋を訪ねた。
さて、どんな方なのだろう?
扉を叩くと出てきたのは小柄で気さくな感じの女性であった。
「よう参られた、中に入られい。」
会うまでは一抹の不安も無いわけではなかったが、実際にお会いしてそれらは消し飛んでしまった。
部屋でしばしの雑談のあと、こたつ亭主殿の運転する車で戦場まで向かった。
ここには何人かの武士達が武術の稽古に励んでいた。
その後上杉軍の旅籠である富士野屋夕亭へ向かう。
最初に我々を出迎えたのは若くて綺麗な女性二人であった。
一人は分らなかったが素性は大体分る。さていま一人はどこかで見たような顔立ちの方である。そう、テレビでも出ているとある女優に似ているような…
|
居並ぶ家頁城主たち |
うーろん殿が大きな箱を取り出した。それは色も鮮やかな姫鎧であった。試着希望者は?との問いかけに弾正殿が名乗りを上げ、試着しちょっとした撮影会となった。途中フラッシュを焚いたことで驚いた弾正殿が抜刀するという一幕もあった。
|
おのれ、手討ちにして呉れよう乎? |
奥の部屋に通されるとそこには既に大勢の集まっていた。こたつ隊、弾正隊、おめぐ隊、宮下隊の隊員が順々に自己紹介する。
自己紹介のあと、面々としばし談笑し、記念撮影をする。
|
|
|
談笑するおめぐ・弾正隊の将士 |
|
おめぐ・弾正・こたつ隊の将士が一堂に集う
(ある情報筋によると中に武田方の者が紛れているという) |
こたつ亭主殿の車で健康ランドにもどる。
ここで19時より宴会を持ち、和やかに語らいあいながら料理に舌鼓を打つ。
|
|
|
話が弾むこたつ隊の面々 |
|
酒は呑め呑め… |
料理と一緒に志摩の守殿の奥方が作って呉れたお饅頭、うーろん殿が持ってきて呉れた地酒の数々を味わう。各々方、誠に忝のう御座る。おお、此れは実に美味い。余は満足じゃ。
と外でなにやら人の声がし、武士達が乱入してきた。何奴?まさか武田の手の者か?
いや、彼らは武士ナビという、一種の傭兵団である。今回は上杉方に助力するという。一緒に来て呉れたつぼや殿には三河岡崎の土産「葵最中」を頂いた。
誠に忝ない。
それがしは早速水戸黄門の真似をしてみる。「静まれい! この紋所が目に入らぬ乎?一同、頭が高い、控え居ろう!」
「って、なんでそれがしが徳川の真似などせねばならんのじゃ?!」とそれがし
|
この紋どころが目に入らぬ乎?
(画像提供:こたつ殿) |
そんな感じで宴は続き、22時でお開きと成った。
あとはめいめい各自の部屋に戻っていった。
それがしはというと風呂にて昼間の汗を流し、サウナに入る。心頭滅却すれば火も亦涼しというが、心頭滅却しても全然涼しくないではない乎?
だが、一歩外に出た後が爽快そのものである。風呂は何種類もあるので高麗人参風呂、薬草風呂、塩サウナに…
すっきりして部屋に戻ったら疲れたのかそのまま動かざること山の如し、とばかり爆睡してしまった。
其之参「布陣」之巻
|